部品塗装をする上で必要な情報は、素材・塗料・塗装方法・品質管理の4つです。
この4つが最適にならないと良い部品塗装は出来ません。
どれ一つ抜けてもダメです。
また、塗装には様々なものがありますが、この4つのが決まると必然的に決まってくるのです。
4つのうち素材と品質管理(塗装基準)はクライアント様が決めます。
塗料と塗装方法については最初から仕様が決まっていない限り塗装会社が提案するのが通常です。
しかし、塗料と塗装方法をきめるのは素材と品質を知っておかないと選定出来ないのです。
ここが大切です。
もともと塗装会社は加工業なので完全下請けです。
よって、お客様が板金会社ならそれを主に塗装します。プラスチックのABSを主に作っている成型会社ならABSの塗装しかしない場合が結構あります。
ですから、いくら塗装はプロでも素材に対する知識が足りないと塗料と塗装方法を選定出来ないのです。同じようにその商品の塗装基準を知らない・経験がないと塗装しても問題が多く発生します。
単純に部品塗装会社といえど結構専門性があり得意分野が分かれているのです。
ただ単に塗装するだけではないということですね。
近年多品種少量生産になり多くの素材を使い一括で塗装の発注をするながれもあります。
塗装会社を選定する場合は、上記の4つのポイントをどれくらい知識と経験があるかを確認することが大切です。