部品塗装の世界1.
塗装と言うと一般の方は、自動車・住宅をイメージします。
しかし、部品塗装の分野は幅が広く目にしていても気づきません。
例えば、いま目の前にあるパソコンのモニター。実は塗装してあるのです。
正確には画面ではなくモニター枠なんですが、たぶんみなさんはプラスチックだと思っていると思います。
素材としてはプラスチックですが表面を塗装することにより質感を上げたり素材の不具合を隠しているのです。
また、上を見上げると蛍光灯の傘は塗装です。高反射するように白でも光沢のあるものを使っています。
また、窓に目を向けるとアルミサッシはアルマイト処理と言う表面処理ですが、その上にはクリヤー塗装がされています。
このように部品塗装は生活の様々なところで使われています。
業種では、家電製品・住宅建材・自動車・産業機械・医療器・エネルギー設備・雑貨品など使われていない分野はないくらいです。
素材では、鉄・アルミ・ステンレス・銅などの金属類、アクリル・ABS・ナイロン・ポリエチレン・ポリカーボネイト等の樹脂類、ゴム・陶器・紙・木など大木の素材に塗装されています。
それらを塗装するのにはメラミン・アクリル・ウレタン・ラッカーなどの塗料やスプレーガン・静電塗装機・紛体塗装機・電着塗装機・ロボット塗装機などの塗装設備が必要になります。
このように部品塗装の世界は生活に密着していて大きく拡がっていることがわかります。
次回から項目別に詳しく説明していきます。
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