「大きく考えることの魔術」 ダビッド・J・シュワルツ著
この本は、さまざまな自己啓発のまとめみたいなものですね。すべての要素が入っています。そして、すべてが事例などで具体的に書かれています。7つの習慣の書き方・表現の仕方が違う感じかな。自己啓発本ではとてもよい本です。
例えば、第10章のまとめでは、こうかかれている。
○何事も1人で動き出すものではない。何かが動き出すためには、その前に行動がなければならない。
○コンディションが完全になるまで待っていてはいけない。完全などということはあり得ないのだ。障害や困難が出てくることは承知の上で実行し、それらが出てきたらその場でそれを解決しなさい。
○恐怖をなくし、自信を得るためには、行動することだ。恐れていることを行えば恐怖は消えてしまう。
○イニシアティブを発揮しなさい。改革運動者となりなさい。ポールをつかんで走り出しなさい。志願兵となりなさい。物事をする能力と意欲を持っていることを示しなさい。
それらを具体的な事例で説明している。例えば、パラシュート部隊を訓練する兵士が次のように言っている。「飛行機からジャンプすることそのものは、そんなに嫌なものではありません。嫌なのはジャンプするまでの待ち時間なのです。ですからなるべく早くするように工夫したものです。」と書かれています。
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